こんにちは!たかあーるです。びもじとざん「毛筆編」(毛筆基礎編)です❗
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筆を使って書いてみたいんだけど,ちゃんと筆の手入れができるか心配…
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すぐに筆をダメにしちゃいそうで心配…
![たかあーる](https://bimoji-tozan.com/wp-content/uploads/2021/08/d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.jpeg)
しっかり洗って保管すれば大丈夫だよ。
今回は基本的な筆の洗い方を説明するね。
筆の手入れで,こういう⬇ことがありませんでしたか?
- 綺麗に墨が落ちていなくて,次に使おうと思ったら筆がカッチカチ。
- すぐに穂先が割れてくる。
- 根元の方から固まってきて,使える部分がどんどん減ってくる。
こうなってしまうと,使いづらいですし,長持ちしないですし,何より,やる気がなくなってしまいますよね。
というわけで今回は「初心者向け習字・書道用の筆の洗い方 大筆の洗い方を解説」です。
小筆は手入れの方法が違うので,別の記事で解説しています(こちらからご覧ください)。
※「これが絶対正解!」というものはないですが,私の経験からお伝えします。
結論を先に伝えておくと,大筆は,
・根元→穂先の向きで水を掛けて洗う。
・とにかく根元までしっかり水洗いする。
・筆掛けなどに掛けて,穂先を下向きにして保管する。
です。
それでは詳しく説明していきますね😄
目次
まず,筆を保管する際の大前提は,
できるだけ墨が残らないように,キレイに洗って保管する
ということです。
短時間であれば,書道用の筆立てなどに立てておくのもOKですが,
空気に触れるところから乾燥して固まってしまいます。
※「筆立て」は持っていないので写真の代わりに商品紹介ページで申し訳ないですm(_ _)m
「今日はこれで練習終わり!」となれば,できるだけ早く綺麗に洗って保管しましょう❗
それでは具体的な洗い方を見ていきましょう!
まず,筆に付いている墨を水でザッと洗い流しましょう。
こちらの記事で紹介しているように,大筆は基本すべておろして使います。
ですから,根元からキレイに洗うことになります。
というわけで,筆の鋒(毛の部分全体)全体を水で洗い流しましょう。
このとき,1つ注意点があります。
それは,
筆の付け根→穂先の方向で水を流すこと
です。
間違っても,穂先の方から水をかけたりしないでください。
![習字,書道用の筆の洗い方_水をかける方向の説明](https://bimoji-tozan.com/wp-content/uploads/2022/10/0b74b0f25fb9a71612a412421e5767b1-1024x577.jpg)
これをやってしまうと,筆の毛が絡んだり,割れたりする原因になってしまいます。
あるいは,水を張ってその中で洗ってもOKですが,最初は大量の墨が出てくるので水を流しながら洗うのがいいと思います。
ちなみに,水を張ってその中で洗う場合には,「筆をぐるぐる回さないように」しましょう。
手でやさしく鋒を揉んで墨を筆の中から出すか,筆を動かす場合もゆっくり左右に振るような感じにしましょう。
筆全体の墨をある程度落とせたら,次は筆の根元,付け根部分を中心に洗っていきましょう。
水でザッと流したくらいだと,筆の鋒の中にはまだまだ墨が残っています。
これを洗い流さないと,残った墨が固まってきてしまうのでここを綺麗にしましょう。
その具体的な方法ですが,
親指と人差し指の付け根あたりで筆の穂先を挟んで,筆を少し押すようにして鋒を広げて洗う
というものです。
![](https://bimoji-tozan.com/wp-content/uploads/2021/08/75df3ff3269a00a38b51bb2bbb64c286.jpeg)
全然イメージ出来ないよ!
ですよね…(笑)
ということで,写真を使って説明します。
実際に洗う時には,水を流しながら,もしくは水を張った中に入れて洗うことになります。
まず,この↓写真のような位置に筆を持ってきます。
![習字,書道用の大筆の洗い方_鋒の中を洗う手順その1](https://bimoji-tozan.com/wp-content/uploads/2022/10/675e99e6b966b6c15e7afd40ff6398e6-1024x512.jpg)
次に,この↓写真のように,親指と人差し指で筆の穂先のあたりを軽く挟みます。
![習字,書道用の大筆の洗い方_鋒の中を洗う手順その2](https://bimoji-tozan.com/wp-content/uploads/2022/10/3f42e81543a2ae796e38cf80f6aafc53-1024x578.jpg)
そして,筆を穂先の方向に軽く押して,少し穂が丸まるようにします。
鋒の中に空間ができるので,この状態で筆を軽く左右に振って根元の墨を落としていきます。
![習字,書道用の大筆の洗い方_鋒の中を洗う手順その3](https://bimoji-tozan.com/wp-content/uploads/2022/10/4b13f423261bf08a08e770e1ae55434a-1024x576.jpg)
ほとんど墨が出てこなくなればOKです😄
1つ注意点なのですが,「唐筆(中国筆)」はこのような方法では洗わないというのを聞いたことがあります。
私は唐筆を使ったことがないので何とも言えず申し訳ないのですが,「和筆(日本筆)」の場合の洗い方だと思ってくださいm(_ _)m
筆が洗えたら,筆の鋒を軽く整えて,筆掛けなどに掛けるなどして保管します。
この左の筆のような↓状態ですね。
![初心者向けの筆の選び方,糊で固められたものを選ぼう](https://bimoji-tozan.com/wp-content/uploads/2022/10/a12f0d0ef8bb4a75fb8bb9d770820cf9-681x1024.jpg)
筆掛けがない場合には,何かのフックに引っ掛けるなどでも良いので,
穂先を下向きに吊るして保管する
ようにしましょう。
![筆掛けを使用した筆の保管例](https://bimoji-tozan.com/wp-content/uploads/2022/09/7473d499b96db22973fcbdefa9bb9989-681x1024.jpg)
そのあとは自然乾燥です。
筆掛けは持っているととても便利なので,おすすめの道具の1つです。
※おすすめの習字,書道道具はこちらの記事をご覧ください。
筆巻きで巻いて保管するといった方法なども紹介されていたりしますが,個人的には穂先を下向きにして保管するのが一番いいと思います。
これは私の経験からなのですが,穂先を下向きにして保管する方が長持ちします。
どんなに綺麗に洗っても,やっぱり少しは墨が残ってしまうんですよね。
穂先を下向きにして吊るしておくと,残った墨の一部が重力で穂先の方に落ちてきます。
そうでないと,根元の方に残って固まってしまったりして,それが少しずつ溜まっていくと,,,
少しずつ筆の状態が悪くなっていきます。
体感ですが,吊るして保管したほうが長持ちします。
ちなみに,綺麗に洗えていると,乾燥するとこのように↓穂先がフワッと広がってきます。
![筆掛けを使用した筆の保管例](https://bimoji-tozan.com/wp-content/uploads/2022/09/7473d499b96db22973fcbdefa9bb9989-681x1024.jpg)
少し墨が残っていたりすると穂先の部分が固まっていたりするので,ちょうどいい目安にもなりますよ😄
それから,筆を買ったときにプラスチックのキャップが付いていたりしますが,洗った後にこれを付けたりしないでください。
乾かなくなるだけでなく,,,カビが発生します…
一度,これを付けたまま忘れて放置してしまったことがあったんですが,,,
めちゃめちゃ臭くなりました😱
洗っても洗っても臭いが消えず,,,最悪でした😱
あのキャップは使うことはないので,お店で買って帰ってきたらすぐにゴミ箱にポイしましょう!
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洗うのを忘れてて,筆が固まっちゃってた…どうしよう…
![たかあーる](https://bimoji-tozan.com/wp-content/uploads/2021/08/d160a53f71104dc4e5ed3c300ba3ba79.jpeg)
そういう時はぬるま湯などにしばらく浸けておいて,それから洗うようにしよう。
固まった状態で無理やり洗うと筆が傷んでしまいます。
ぬるま湯などに筆を付けておいて,固まった所が少し柔らかくなるのを待ってから洗うようにしましょう。
以上,初心者向けに大筆の洗い方をお伝えしてきました。
まとめると,
・根元→穂先の向きで水を掛けて洗う。
・とにかく根元までしっかり水洗いする。
・筆掛けなどに掛けて,穂先を下向きにして保管する。
ということです。
しっかり洗って,しっかり手入れをしていけば,筆はかなり長持ちします。
手入れの状態が悪いと,筆のコンディションが悪いと字も上手く書けません…
道具をいいコンディションに保って,気持ちよく練習しましょう😄
以上,「初心者向け習字・書道用の筆の洗い方 大筆の洗い方を解説」でした。
参考になれば嬉しいです😄
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