こんにちは!たかあーるです。びもじとざん11日目です。
少し間が空いてしまいましたが,ここから「中級編」に入っていきます❗
基礎編についてはこちらからご覧ください。
ここでは漢字について見ていきますが,「ひらがな」についてはこちらをご覧ください。
今回は「ZEBRA SARASA R」を使用しています。
「中級編」ってどういうことをやるの?
「初級編」は1~2つの画の書き方だったよね。
「中級編」は「1つの字のバランス」を取れるようになることが目標だよ。
字のバランスのとり方が分かるようになるってこと!?
それは良いかも!!
ということで,今回のテーマは,「漢字のバランスの取り方 正方形,縦長,横長の基本3パターンを意識して美文字を目指す」です❗
漢字の字形の大きな分け方として,「正方形」,「縦長」,「横長」の3パターンを覚えてしまいましょう❗
今回の結論を先に見ておきましょう❗
・漢字の字形パターンの基本として,「正方形」,「縦長」,「横長」を覚えよう。
・漢字の字形のパターンは,「縦と横の幅のバランス」で決めよう。
・迷ったら「正方形パターン」で書こう。
この記事を読んでもらえれば,「漢字の字形を基本になる3つのパターン」と「そのパターンを使った字形の考え方」が分かります😄
それでは11日目,いってみよ~う❗
1.漢字の基本的な字形3パターン
目次
ここでは漢字の字形の基本になる3パターンを紹介します。
覚えて欲しい3つのパターンは,
これだけです❗
これを見たらこのように思うかもしれません。
字形のパターンってもっといっぱいあるんでしょ?
たしかにそうですよね😅
実際,もっと色々な字形のパターンがあるんです。
たとえば,,,
・正方形
・縦長の長方形
・横長の長方形
・三角形
・逆三角形
・ひし形
・台形
などです。
また,「へん」と「つくり」の位置関係や大きさの関係から,
・左右の大きさが同じ/どちらかが大きい
・左右の位置をズラして書く
・上下の大きさが同じ/どちらかが大きい
・3つのパーツが横に並ぶ
などなど,本当に色々なパターンに分けることが出来ます。
でも,,,
「いや!多すぎるわ!!」
ですよね(笑)
個別の字のバランスをしっかり見ようと思うと,確かに細かく分けたものを考える必要があります。
でもでも,
そもそもどのパターンに当てはまるか,
書きたい字の正しい形をはっきりイメージすることなんてできないよ!
ですよね…
私の場合,絵が壊滅的ですが,描きたい絵をしっかりとイメージ出来ないんです。
漠然とはイメージ出来ますが,たとえば「猫の顔を正面から描いて」と言われても,
全体が丸くて耳があって,ひげが生えてるよね。
目の位置? 目の形? 鼻の位置? う~ん,はっきりは分からない…
となってしまいます。
ですから字の場合にも,苦手な方はこれと同じようなことが起こっているんじゃないかと思うんです🤔
その場合,ひし形? 台形? などと言われても,判断が難しいと思います。
でも,正方形,縦長,横長,の3パターンならハードルが下がるんじゃないかと思っています😄
このブログではまず,「多くの字に通用する共通ポイント」を押さえることを1番の目標にしています。
ですから,まずは3つのパターン「正方形」,「縦長」,「横長」を押さえて欲しいと思います。
きっと思っているよりも効果は大きいです😄
この3パターンに分ける時に考えるのは,
「字の縦の長さと横の長さのバランス」
だけです。
字全体が縦長の字でも,長い横画があれば正方形と見ることになります。
それぞれのパターンを具体例と一緒に紹介しますので,参考にしてみてください😄
2.正方形パターン
まずは正方形のパターンです。
正方形パターンというのは,「縦の長さと横の長さが大体同じようになる」字ということです。
たとえば,「水」,「欠」,「区」といった字で見てみると,このように⬇なります。
※赤で書いた数値は,書いてみた縦の長さと横の長さを測ってみたものです。以下同様です。
このほかにも,
などがあります。
たとえば,
など,多くの字に共通するパターンがこれに当たります。
ちなみに,正方形パターンは「キッチリ縦横の長さを同じにしないといけない」というわけではなく,「だいたい同じくらい」でOKです👍
3.縦長パターン
つづいて「縦長パターン」です。
縦長はその字の通り,横幅よりも縦幅の方が大きい字です。
縦長というと,イメージしやすい字も多いと思います。
たとえば,「月」,「日」,「了」,「曽」,「員」といった字がこのパターンに当てはまりますね。
がこれに当たります。
さらに,「国」,「園」などの「くにがまえ」の漢字や,「岡」,「円」,「肉」などの漢字も縦長になりますね。
これらの字も縦長に書くことを意識してみて下さい。
同じように四角で囲われる漢字でも,「四」や「西」などは横長に書く漢字になります。
横長パターンは次で見ていきます。
4.横長パターン
3つ目は「横長パターン」です。
横長パターンは,縦長とは逆で,縦の長さよりも横幅の方が広い字です。
たとえば,「四」,「之」,「皿」,「謝」,「縦」のような字がありますね。
といったものがありますね。
縦長と横長の違いがあって,誤解されやすくて,しかも比較的有名なもので言うと,
「左右」
があります。
この2つの漢字は「エ」か「口」かの違いだけか?というと,もっと違いがあります。
どんな違いがあると思いますか?
です。
縦長,横長の形によって,字の印象が大きく変わってしまうことが分かりますよね😮
5.迷ったら「正方形パターン」にしよう
3つのパターンを確認してきましたが,こんな疑問が出てきますよね。
その漢字がどのパターンに当てはまるかわからない時にはどうしたらいいの?
たしかにこれは気になるところだと思います。
基本的には,
迷ったらとりあえず「正方形パターン」で書いてみるといいよ。
ということになります。
理由はいくつかあって,
ということです。
もうひとつ大事なことを付け加えておきます。
「この字形のパターンは,絶対と言えるほどの強いものではない」
ということです。
ちょっと極端になりますが,「全体的に縦長」,「全体的に横長」に書いてみた字を比べてみます。
古典(=昔の上手な人が書いた字で,今でも参考にされているもの。)を見ても,全体的に縦長に書いている人がいたりします。
私の場合,半紙に5文字を書くことが多かったので,自然と横長の字を書く機会が多かったと思うよ。
「月」を正方形や,ましてや「横長」に書いてしまうといったことはさすがにやりすぎですが,
「正方形パターン」に当てはまる字を,多少縦長/横長に書くことには,大きな問題はありません。
ありませんし,正解/間違いといったこともありません。
そのあたりは「好み」でOKな範囲だよ!
とはいえ,いきなり「好みでOK」と言われても困ると思いますので,「迷ったら正方形パターンにしておこう」で良いと思います😄
ただし,「分かりやすい縦長の字」や「分かりやすい横長の字」を正方形パターンや逆パターンで書いてしまうと,明らかにバランスが崩れてしまいます。
6.まとめ
以上,「漢字のバランスの取り方 正方形,縦長,横長の基本3パターンを意識して美文字を目指す」でした😄
今日のまとめです❗
・漢字の字形パターンの基本として,「正方形」,「縦長」,「横長」を覚えよう。
・漢字の字形のパターンは,「縦と横の幅のバランス」で決めよう。
・迷ったら「正方形パターン」で書こう。
字形の基本パターンを押さえておくと,字のバランスが極端に崩れてしまうことを防げます。
さらに,複数のパーツ(「へん」と「つくり」など)から出来ている字も,この全体の形から分割していけばいいので,とっても書きやすくなります❗
次回はこの「「へん」と「つくり」,上下,左右のバランスのとり方」について考えてみたいと思います❗
次回もお楽しみに😄
「びもじとざん」11日目,完❗
今回は「着眼大局」(ちゃくがんたいきょく)
「物事を全体的に大きくとらえること。また、広く物事を見て、その要点や本質を見抜くこと。」
(goo辞書四字熟語より)
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