こんにちは!たかあーるです。びもじとざん19日目(上級編の4日目)です。
上級編で解説するポイントはこちら⬇
1文字1文字は書けるようになってきたけど,文章を書くとまだまだな気がする…
それには「字と字の大きさのバランス」が大事になるよ。
こんなふうにね。
ぜんぜん違うね。
詳しく教えて。
1つの字を綺麗に書くコツ,共通ポイントについては「基礎編」,「中級編」,「上級編」の一部で解説してきました。
今回は2つ以上の文字を書く際に綺麗な美文字にするポイントを1つ紹介します。
そのポイントとは,「字によって大きさを変える」ことです。
内容としてはシンプルなものなので,ぜひ取り入れてみてください😄
今回のテーマは「「漢字とひらがなで字の大きさに変化をつけて,バランスの取れた綺麗な字を書く方法」です。
この記事の結論を見ておきましょう。
・字の大きさに変化をつけると書いた文全体が綺麗な字,締まった字に見える。
・漢字:カタカナ:ひらがな=10:8:7を目安に書く。
・漢字でも画数の少ない字などは小さく書いても良い。
・小さい字は少し詰めて書き,空白スペースを大きい字に揃えると締まって見える。
この記事を読んでもらえれば,「綺麗な美文字で文章を書く方法」が身に付きます😄
それでは19日目,いってみましょう❗
目次
1.字によって大きさを変えて綺麗な文を書く
綺麗な美文字で文章を書く方法は,「字によって大きさを変える」ことです。
先ほどの画像をもう一度見てください。
上の文は字によって大きさが違っていますが,下の文はすべて同じくらいの大きさです。
縦書きの場合も同じです。
字の大きさに変化がある方が綺麗に見えますよね😄
2.字の大きさは「漢字:カタカナ:ひらがな=10:8:7」で書く
どの字を大きくするのかって,全部覚えないといけないの?
基本的なポイントを押さえてくれれば十分だよ。
基本的なポイントとは,
・漢字>カタカナ>ひらがな
・漢字:カタカナ:ひらがな=10:8:7
です。
漢字よりもカタカナを小さく,さらにカタカナよりもひらがなを少し小さく書くというのがコツです。
その時,漢字の大きさを10とすると,カタカナを8,ひらがなを7くらいの大きさにするのが良いとされていて,これは「黄金比率」と呼ばれたりします。
漢字を大きくしてカタカナやひらがなを小さくする一番の理由は「画数の違い」です。
漢字の画数は,カタカナやひらがなに比べて多いです。
画数が多い字はそれなりに大きく書かないと「ギュウギュウに詰まって書きづらい/読みづらい」ものになってしまいます。
ですから,画数の多い字の大きさを画数の少ない字に合わせようとすれば,詰まって窮屈に見えてしまい,
画数の少ない字を画数の多い字に合わせようとすれば,間延びしたように見えてしまいます。
そういう意味では,「画数の違うから」というよりも「密度が違うから」という方が適切かもしれませんね😄
しかも,同じくらいの大きさに書いていても,画数の少ない字の方が大きく見えてしまうから不思議です🤔
3.漢字と漢字でも大きさを変えていい
「画数の違い」や「密度の違い」は漢字にもあるよね?
そのとおり!
だから漢字でも大きさを変えて良いんだよ。
先ほどの解説を読んでもらえると,「漢字でも大きさを変える」ということは想像してもらえたのではないかと思います。
ただ,ここはちょっと厄介でして,「画数の少ない字=小さく書く」というわけではないのです。
たとえば,「日本」と書く時,画数は「日」が4画で「本」が5画ですが,「日」を小さく書きます。
ちょっと特殊な例ですが「人々」と書くときには,2画の「人」よりも3画の「々」を小さく書きますよね。
「画数が少ない=小さく書く」とは言えないので,「漢字と漢字でも大きさを変えていい」という書き方をしたのです。
(「変える」,ではなく,「変えていい」と書きました)
そうは言っても,何か基準とかないの?と感じると思いますので,ざっくりとした基準を書いておきます。
・画数が5画くらいまでは小さく書いてもOK。
(特に3画以下に多い。)
・画数が少なくて,正方形に近い字形のものは小さく書いて良いことが多い。
(「口」,「土」,「云」,「田」など)
どうでしょうか?
大事なことは,「漢字だからといって同じ大きさにしなくてもいい」ということです😄
普段から活字に慣れているので,同じ大きさで書くことに対してはあまり違和感を覚えないかもしれません。
でも,手書きだとやっぱり,文字の大小がある方がカッコいい字に見えますね❗
ちなみに,字によって大きさを変えるというのは,毛筆でも同じです。
4.小さくした字の前後はスペースを詰める
字を書くスペースが同じ大きさだった場合,残ったスペースは大きい字では狭くなり,小さい字では広くなります。
原稿用紙のようなものに書き込んでいる場合を想像してみてください。
画数が多い字や大きく書く字ではスペースはあまり残りませんが,小さく各自ではスペースがたくさん残ります。
原稿用紙のマス目に合わせて書いていくと,空白スペースの大きさがバラバラになります。
逆に,空白スペースを同じくらいに書くという発想もあります。
この⬇画像の上下の文を比べてみてください。
上は原稿用紙に書いたように,同じ大きさのスペースに1文字ずつ書いたものです。
下は空白スペースが広くなるひらがなを少し詰めて書いたものです。
好みによる部分もありますが,ひらがなを少し詰めて書くようにすると全体が締まって見えます。
ぜひ意識してみてください😄
5.まとめ
以上,「漢字とひらがなで字の大きさに変化をつけて,バランスの取れた綺麗な字を書く方法」でした😄
今日のまとめです❗
・字の大きさに変化をつけると書いた文全体が綺麗な字,締まった字に見える。
・漢字:カタカナ:ひらがな=10:8:7を目安に書く。
・漢字でも画数の少ない字などは小さく書いても良い。
・小さい字は少し詰めて書き,空白スペースを大きい字に揃えると締まって見える。
普段は活字を読むことがほとんどなのであまり意識されないのですが,字の大きさに変化をつけると綺麗な字,綺麗な文に見えます。
まずは「ひらがな,カタカナを小さめに書く」ところを意識してみてください。
慣れてきたら漢字でも大きさに変化をつけてみてください。
次回も2文字以上の字を書く際の「1本の中心線を通すことの大事さ」について解説したいと思います。
次回の記事もぜひ読んでみてくださいね😄
「びもじとざん」19日目,完❗
「三草二木」(さんそうにもく)
「「法華経」薬草喩品に説くたとえで、薬草に大中小、木に大小の不同はあるが、雨の恵みを等しく受けて育って薬用となるように、人に能力・素質の違いはあっても仏の教化を受けることで悟りに入り、世を救う者となることをいう。」
(goo辞書四字熟語より)
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