こんにちは!たかあーるです。びもじとざん10日目です❗
7日目~9日目で基本画の「横画」,「縦画」,「斜め画」についてのポイントを紹介しました。
これらを簡単にまとめたものについてはこちら⬇の記事も併せてご覧ください😄
サクッと復習&美文字を実践練習!横画,縦画,斜め画の書き方をマスターしよう
さて,ここまでは「それぞれ1つの画の書き方やポイント」について紹介してきました。
全ての文字の基本ですもんね😄
そして,1つの画の書き方については大体お伝えすることができましたので,今回は2つの画の関係の「基本」について書きたいと思います。
ということで,今回のテーマは,「美文字ための画と画の関係 2つの画は中心で交わるように意識して練習しよう」です❗
そして,なんと,,,今回の内容でめでたく「基礎編」が完了になります❗
※基礎編番外編として「ひらがな」を別途扱いますが😄
基礎編をクリアしてしまいましょう😄
まずは,今回の結論を先に見ておきましょう❗
・漢字は画の組合せからできているので,画と画の関係を押さえることが大事です。
・画と画の関係の基本は「中心で交わる」ことと,「等間隔」に書くことを意識しよう。
この記事を読んでもらえれば,「2つの画がどこで交わるように書けばいいのか」,「画をどこから書き始めたらいいのか」の基本部分が分かりますよ。
ぜひ練習してマスターしましょう😄
それでは10日目,いってみよ~う❗
目次
1.ほとんどすべての文字は複数の画からできている
まず,当たり前のことではあるんですが,改めて意識してもらいたいことは,「ほとんどすべての文字は複数の画からできている」ということです。
「一」という字は1画だけから成る漢字ですね。
総画数が1画の常用漢字は,「一」と「乙」だけのようです。少ないっ!😮
平仮名やカタカナを別とすれば,上の2つ以外の漢字はすべて2画以上の画の組合せで出来ているんですね。
ということは,「画と画の組合せ」とか,「画と画の関係」って,ほとんどすべての漢字に関係する大事なことになります❗
1-1.字は複数の画の組合せ
ほとんどすべての字は,複数の画の組合せで成り立っています。
ですから,その画を「どうやって組み合わせるか」,「ちゃんと組み合わせられるか」によって,字の見た目が大きく変わってきます。
具体的にどういうことなの?
そうですね。実際に書いたものを見てみましょうか。
どうでしょうか❓
画数の少ない字ですが,それぞれの画の書き方は同じなのに,その配置によって全然違う見た目になってしまいますよね❓
いやいや! さすがにそんな極端に書かないんじゃない?
たしかにこれは極端に書いたんだけど,
でも,こういう基本の積み重ねが全体のバランスになってくるんだよ。
画の組合せ,大事ですね😄
1-2.画からパーツ,パーツから字へ
さて,先ほどは2画の字を例に出したんですが,漢字の中にはもっと画数が多くて複雑な字がありますよね。
「常用漢字」で画数が多い漢字は,たとえば「鑑」で23画です。
ちなみに,常用漢字で一番画数が多いのは「鬱」という字で29画のようですね…多い(笑)
「常用漢字」は,文化庁によれば,「一般社会生活において現代の国語を書き表すための漢字」とのことです。
要するに,「普段使いする漢字」ってことですね😄
さて,ではこの「鑑」を見てみましょう。
この写真の通り,複数の画が集まって4つのパーツを作っていて,その4つのパーツが集まって「鑑」という字が出来上がっていますね❗
ですから,ポイントとしては,
この2つがしっかりできれば,自然とバランスの取れた字の基本が出来てくることになります😄
常用漢字以外ですと,何やらとんでもない画数の漢字があるらしいですね。
ちょっと調べてみると,「びゃん」,「たいと」という漢字が存在するようです。
その画数,なんと「びゃん」が56画,「たいと」は84画(笑)
始めて書きましたよ,こんな漢字(笑)
バランスもこれでいいのか分かりません(笑)
他にも「ぼんのう」という108画の字や,「ほう,びょう」とよむ128画の字が存在したとかなんとか…
ただ,このあたりの漢字は,いくつかの漢字を組み合わせたもので,画→パーツ→字→謎の字という構成になっていて,意外と構造は単純ですね😄
2.画と画の関係,基本の3パターン
画がすべての漢字の基本的な構成要素だということが分かったところで,画と画の関係の基本的な関係のパターンを見てみましょう❗
ざっくりと次の3パターンが考えられます😄
それぞれのパターンを見てみましょう❗
2-1.交差するパターン(十字路パターン)
まずは「交差するパターン」です。
これは十字路をイメージしてもらえれば良いですね😄
画と画が交わって突き抜けているパターンです。
色々な字で出てきますね。
たとえば,このような⬇感じです。交差しているところは赤丸を付けてみました。
2-2.ぶつかるパターン(丁字路パターン)
2つ目は「ぶつかるパターン」です。
こちらは丁字路をイメージしてもらえたらよいです。
たとえば,このような⬇感じです。ぶつかって突き抜けていないところに青丸を付けてみました。
ぶつかって止まっていて,突き抜けてはいないですね。
離して書いても,ぶつかって書いても良いところ(たとえば雪の2画目と3画目)などにも丸を付けてあります。
2-3.離れているパターン
最後の3つ目は「離れているパターン」です。
画が他の画と交差したり,ぶつかったりすることなく独立して書かれます。
たとえば,このような⬇感じです。
他の画とぶつかったりすることもなく,それぞれ独立して配置されます。
実は,これがバランスをとりにくかったりするんですよね😥
以上が3つのパターンです。
ほんとだ!漢字を見てみると,このパターンの画が集まって出来ているってわかるね!
そうだね。このパターンの基本の書き方を覚えておけば,いろんなところで役に立つね。
ということで,次はこれらのパターンの基本的なポイントを確認しておきましょう❗
3.画と画の関係の基本は「中心で交わる」と「等間隔」
基本のパターンは分かったけど,それはどういう風に書いたらいいの?
はい,当然このような疑問が出てきますよね😄
今見てきた3つのパターンですが,その組み合わせというか,書き方というか,それは本当に色々なものがあるんです😅
その都度「全部覚えてね」というのは,やはりこのブログの目的である「共通ポイントの提示」に対する挑戦ですね❗
というわけで,ここでは一番多く出てくる基本的なポイントとして「中心で交わる」と「等間隔」を押さえておきましょう😄
3-1.交差,ぶつかるパターンの基本は「中心で交わる」
まず,交差するパターンとぶつかるパターンでは,「中心で交わる」ということを押さえましょう❗
でも,中心じゃないものも結構ある気がするよ?
そうですね。ですのでもう少し詳しく2つに分けて考えてみましょう😄
このようにするとどうでしょうか。
たとえば,この⬇4つの字で見てみます。
赤い部分がちょうど画を半分にする中心を通っていることを表しています。
また,青い画は2本でセットになっていて,その2本のセットの中心(青い点線)が,ぶつかっている画のちょうど真ん中と揃っていますよね。
このように「中心を通る」ことを基本として意識するとバランスが取れてきます。
もちろん,中心を通らないこともあります。
たとえば,先ほどの字の中で「中」縦画は,横画2本の中心と真ん中で交わっていません。
「書」の1画目の縦の部分と,2画目の長い横画は,横画の中心では交わっていません。
ですが,
ということですので,
あれ?どっちかな?
と迷ったときには,中心に来るように書いておけばOKです😄
3-2.離れるパターンや並んだ画の基本は「等間隔」
最後に,離れて書くパターンです。
こちらはなかなか難しい部分も多いのですが,基本的には「等間隔」で配置することを心掛けておきましょう❗
たとえば,「三」や「言」などがそうです。
さらに,他の画と交差したり,ぶつかったりする画でも,並んだ縦画や横画の間も等間隔を意識しましょう。
このような感じ⬇です。
一方,たとえば「心」という字のように,配置が非常に難しい字もあります。
これらについては,基本ルールから外れる例として,個別に大まかな配置を理解していく方法しかないかなぁ,,,と😅
私としては悔しいですが😭
ただ,「心」という字も,極端に配置が偏ればバランスが悪いですから,基本は共通していると思っていますよ😀
4.まとめ
以上,「美文字ための画と画の関係 2つの画は中心で交わるように意識して練習しよう」でした😄
今日のまとめです❗
・漢字は画の組合せからできているので,画と画の関係を押さえることが大事です。
・画と画の関係の基本は「中心で交わる」ことと,「等間隔」に書くことを意識しよう。
これで基本の画の書き方(4~9日目)と,画と画の基本的な関係(今回)のポイントを押さえました❗
というわけで,今回で「基礎編」は修了(終了ではなく,修了です😀)ということになります❗👏
お疲れさまでした❗😀
この後は「基礎編」のおまけとして「ひらがな」の書き方を確認して,その後は「中級編」に進んでいきます❗
それでは次回以降もお楽しみに😄
「びもじとざん」10日目,完❗
基礎編の最後ということで,今回は「一点一画」(いってんいっかく)
「漢字の一つの点,一つの筆画。細かいところに気を配り,丁寧に文字を書くことをいう。」
(goo辞書四字熟語より)