こんにちは!たかあーるです。びもじとざん7日目です❗
4日目~6日目のとざんはいかがでしたか?
4日目~6日目は「とめ」,「はね,」,「はらい」の収筆3点セットについて詳しく解説しました。
気になる方,復習しておこうという方は,短くまとめたこちら⬇も読んでみてくださいね😄
サクッと復習&実践練習!収筆の3パターン,とめ,はね,はらい
さて,今回から3回に分けて基本となる画についてじっくり見ていきます😄
基本的な画というのは,
です❗
え?それぞれで1日ずつ?そんなにボリュームあるの
と思うかもしれませんが,大事なポイントなのでじっくり考えていきましょう😄
今回のテーマは,「【簡単で美文字効果抜群】横画を右上がりに書くだけで見違えるような字になる」です❗
横画を右上がりに書くというコツは,聞いたことがある人も多いと思います。
それくらい基本的なポイントではあるんですが,それだけ効果が大きいポイントです❗
今回の結論を先に見ておきましょう❗
・横画は基本右上がりに書こう
・横画の右上がりの基本3パターンを覚えよう
・並んだ点や同じパーツでも右上がりを意識しよう
・縦画は右側の方が長くなるように書こう
この記事を読んでもらえれば,「右上がりの抜群の効果」,「右上がりの書き方」,が分かりますよ。ぜひ練習してマスターしましょう😄
それでは7日目,いってみよ~う❗
目次
1.横画は右上がりに書こう
まずは基本中の基本となる大原則です。そう,
横画は右上がりに書く
これですね。一度は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
1-1.右上がりに書く理由
では,そもそもの話として,
どうして右上がりに書くの?
ということがありますね。
これにはまず,比べてみるのが一番です❗
ということで,次の3パターンを比べてみてください😄
どうでしょうか❓
まず,右下がりになってしまっている③は一見してよくないですよね。
書き慣れていないためか,横画以外もビミョーな感じになってしまっていますが😅
何が良くないか,と言えば,
右下がりになっていると字が傾いて見えますし,
何より,字に元気がないように見えませんか?
この「元気がないように見える」というのが,全体に良くない印象を与えてしまいます。
本当だ!元気がないように見える!
でも右下がりは傾いて見えるのに,右上がりだと同じように見えないのって不思議だね!
確かにそうですね。
字だけじゃなく,何事も「右肩上がり」がいいですよね😄
それでは次に行きましょう。
右下がりが傾いて見えることは分かったよ。
それなら,水平でもいいんじゃないの?
こう思いますよね。
先ほどの写真で比べてみるとどうでしょうか❓
たしかに,右下がりの時のような傾いた印象はありませんし,「元気がない」印象も強くはありません。
ただ,今度は「機械的な印象」になってしまうんだよ。
パソコンで打った文字や,印刷された字の多くは「明朝体」や「ゴシック体」で,これらの文字の横画は「水平」,「まっ平ら」です。
こんな感じ⬇ですよね。
初めて書きましたが,ぜんっぜん上手く書けません(笑) ムズカシイ…
ということで,手書き感の出る,右上がりの横画を書くようにしてくださいね😄
1-2.右上がりを意識すると自然と横画が揃う
そしてもうひとつ,横画を右上がりに書くことを意識すると,自然といいことが起こります。
それは,「横画が自然と平行に近くなって美文字に近づく❗」というものです。
実際に見てみましょう。
どうですか❓
右上がりで書くことによって,横画や点の並びがキレイになりますよね😀
次に説明する右上がりの書き方のパターンによって多少は変わりますが,こういう効果も期待できるんです。
良いこと尽くし,ですね😀
2.右上がりの書き方3パターン
さて,「横画は右上がりに書こう」ということを伝えているわけですが,
具体的にはどうやって書いたらいいの?
という疑問に答えていきましょう😄
横画の書き方のパターンは基本的に3つです。
実際に書いたものを比べてみると,こんな感じ⬇です。
まっすぐパターンは黒,最後に下に伏せるパターンは赤,上に反るパターンは赤で書いています。
これを順番に見ていきましょう。
2-1.まっすぐパターン
まずは1つ目の「まっすぐパターン」です。
横画の多くはこの書き方になりますので,特別なケース以外はまっすぐ右上がり❗と思ってくれて大丈夫な「基本パターン」です。
2-2.最後に下に伏せるパターン
2つ目は「最後に下に伏せるパターン」です。
いったん右上がりに書いて,その後少し下にさがるように書きますので,少しだけ曲線のように見えるのがポイントですね。
どういう時にこの書き方をするの?
そうですね。気になりますよね。
基本的には次の2つを押さえておいてもらえたら大丈夫だよ。
それは,
です。
先ほどの写真では「三」,「青」,「書」の長い画が①になります😄
「空」の最後の画はそれほど長いわけではないのですが,その字の最後ということで②の例ですね😄
このほか,「書」の6画目も多少伏せても構いません。
また,「口」などの四角の部分ですが,下の横画はほぼ水平に書くとバランスが取れます😄
2-3.上に反るパターン
3番目は「上に反るパターン」です。
これはあまり多くないので,個人的にはそれほど意識しなくていいかな,と思っています。
横画の後半を「グッ!」と上に反るように上げて書きます。
短い横画で,横画が3本以上並んだ一番上の横画,などで使います。
「三」,「青」がその例ですね。ほかにも,「表」,「寿」などで使ったりします。
とはいえ,これは,
「まっすぐパターン」で書いてしまっても問題はないから,特にこだわらなくていいよ
とも思います😄
この辺りは好みの問題ですね。
たとえば,先ほどの写真ですと,「石」の1画目を上に反って書いても構いません。
3.右上がりの応用2選
右上がりの基本を押さえたところで,最後に右上がりの応用を2つ紹介しておきます😄
横画だけでなく,「字の右上がり」をしていれば納得できると思いますので,難しくありません❗
ご安心ください😄
3-1.並ぶ点は右に行くほど上から書こう
では早速1つ目です。こんな⬇時には右上がりになるように画を配置します。
文字だと分かりづらいと思うので,実際に見てみましょう😄
どうでしょうか❓
横画だけでなく,字の中でも右上がりを意識するのが大事ですね😄
3-2.縦画は右の方が長くなる?
つづいて応用の2つ目です。
横画や字全体が右上がりになっていくと,縦画の長さにも影響しますよね。
つまり,基本的に右側に行くと自然と縦画が長くなります。
これも実際に見た方が分かりやすいと思うので,早速見てみましょう❗
改めて見てみると,色々な字で現れていますよね。
字の下側は揃うか,逆に右側の方が下に来ることも多いです。
(写真の「開」や「羽」などがその例ですね)
書き始めは上から,下記終わりは同じかもっと下まで書くわけですから,右側の縦画の方が自然と長くなるんです😄
以上,「【簡単で美文字効果抜群】横画を右上がりに書くだけで見違えるような字になる」でした😄
今日のまとめです❗
・横画は基本右上がりに書こう
・横画の右上がりの基本3パターンを覚えよう
・並んだ点や同じパーツでも右上がりを意識しよう
・縦画は右側の方が長くなるように書こう
「横画」の次は「縦画」ですね❗次回もお楽しみに😄
「びもじとざん」7日目,完❗
今回は「飛竜乗雲」
「時代の流れに乗って、英雄や賢者が才能を発揮することのたとえ。竜が雲に乗って空へ舞い上がるという意味から。」
(四字熟語辞典ONLINEより)